政策アセットミックス

政策アセットミックス(政策的資産構成割合)とは、中長期ベースで策定される制度全体の資産配分計画のことをいう。
運用成果の変動幅の約90%は資産配分により決定されるとの研究結果もあり、政策アセットミックスの策定と管理は年金資産運用において重要と考えられている。
現実の運営では、短期的な相場見通しに基づいた機動的な資産配分の変更が必要となる場合もある。その場合でも、運用収益追求に偏重し過度の運用リスクを負うことのないよう、許容乖離幅を設けるなど、政策アセットミックスを基準とした運営を行うことが一般的(下図参照)。
2018年4月1日よりすべての確定給付企業年金(受託保証型DBを除く)において、政策アセットミックス(政策的資産構成割合)の策定が義務付けられた。

政策アセットミックスの運営について